お客様用の読み物で新聞2紙と「週刊ポスト」をお店に置いちょります。
仕事中忙しくてほとんどポストを読む暇が無いんですが、そんな中、店主が1ページだけ、どーしても読みたい記事があるんです。
それが・・・「今井舞の毒出しテレビ」です!!
テレビ業界の事は正直よく分からない店主にも、テレビ業界の裏側の事情も交えつつ、分かりやすく、しかし切れ味鋭くテレビ番組の評論をしているのですが・・・。
昨日購入したポストに「毒出しテレビ」の記事が無いではありませんか!!
「これはおかしい・・・。」と思い、先週号の記事を読み返してみた所・・・。文面のはしっこの方に小さく「今井舞の毒出しテレビは今号で終了いたします。御愛読ありがとうございました」の文字が・・・。ガーン!!終わってしまってました(泣)
どんな感じのコラムか、一話抜粋してみたいと思います。
批評番組「7月24日フジテレビ系放送、FNSの日26時間テレビ2010」
コラムタイトル「紳助の紳助による紳助のための26時間」
[いや~、すごかったなぁ、「FNSの日26時間テレビ2010 超笑顔パレード絆~爆笑!お台場合宿!!~」。ヘキサゴン・ファミリーで24時間駅伝やってたよ。「マラソンで感動」は、日本テレビ24時間テレビの専売特許ともいうべき、人ん家のお家芸だというのに。もはや「パクリ」と指摘するのも、めんどくさくなるこの弛緩。
つるの剛士、上地雄輔といった有名なメンバーが走っている時は、ちゃんとしたカメラ使って、常にワイプで映像も流してるのに、小島よしおや波田陽区といった泡沫メンバーが走ってる時は、携帯動画以下の安い映像。しかも走ってる所が一向に写されない。波田陽区なんて、深夜照明もない真っ暗な中、体中に豆電球つけてひたすら走らされてた。電飾を光らせながら、漆黒の闇を苦しげに走る人影。小さい子供はあれ見て夜泣きしたかもしれない。表情すら映らない画ヅラからは、もはや「犬死に」の3文字しか伝わって来ない。
いつの間にやら次の候補へバトンタッチしたかと思ったら、翌日、炎天下でバテたmisonoのピンチヒッターで、また引っ張り出され、命削って走ってた。「このタスキを何とか繋げたくて」とか何とか言って、イイ話に落とし込もうとしてたけど、感動なんか出来やしない。「死ぬ気で仕事をもらう」ということの、壮絶さ生臭さが漂うのみだ。
しかし、フジに限らずテレビ局は、島田紳助の「お遊び兼金儲け」にいつまで付き合うつもりなんだろ。ひと山いくらのポンコツたちに「おバカ」と名付けて商品価値があるかのように見せる、子供だましが当たったのもヘキサゴン1回のみ。あとはもう、新撰組リアンだのエアヴィジュアルバンドだの、話題にすらならない単なるムダ弾。
これらの企画が安易に通るのは、「俺のギャラは下げるな。その代わり、俺以外の出演者は安くあげるから」という、紳助側の提案に、皆で飛びついてるだけのような気がするんだが。
「面白い」よりも「新しい」よりも、とにかく「カンタン」で「安い」が最優先。そんな今のテレビ局を象徴するような26時間であった。
駅伝の裏では、番宣もどきの番組対抗クイズ&ゲーム合戦、その間にまたフジ系列の素人社員による12時間耐久3輪車レース、合間に紳助プロデュースの二束三文ユニットによる口パク歌謡ショー。何だコレ。屋上で社員集めてやる納涼会か。
ラスト、最近の紳助の一番のお気に入りのオモチャ、山田優の弟が駅伝のアンカーとしてゴール。涙のエンディングでは、絵に描いたような「愛い奴じゃ」状態。しかし、このコに組ませたユニット名が「サーターアンダギー」ってのはいかがなものか。「人」だけならまだしも、「沖縄」までオモチャにしてる、不遜な感じがしてならないのだが。
フジテレビは、お台場よりも島田紳助を封鎖しろや。]
どーですか!!この切れ味!! 初代タイガー佐山悟もびっくりですね。
ここ半年ほど、紳助の番組は紳助の「俺様感」がイタすぎて、出ているとチャンネルを変えてしまうようになっていましたが、この短い文章で、思っていた事を全部言ってもらった様な気がします。まさに「毒出しテレビ」!!
しかし、先週号の終わり方、あれは「外部から圧力がかかった」感が否めません。ちょっと心配しちょります。
今週号から「毒出しテレビ」がもう読めないと分かって、失った物の大きさをあらためて感じてます。なんか、禁煙中にたばこの事を考えてるみたいな感じですかね。
バックナンバーから、「毒出しテレビ」の記事だけ切り取ってしまいました(笑)全20回で終了、9回からストックできました。
それ以前の記事は残念ながら、手元には残っていません。(悲)読みたい方いらっしゃいましたら、お気軽に店主に声かけて下さいね。